イケメンジェネレーション

イケメンの視点からすべての物事を語るブログ。相互リンク募集中

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

ハートロッカー 大傑作! レビュー

イラクに駐留するアメリカ軍の中でも、最大の危険を伴う爆発物処理班の兵士を描き、2009年の賞レースを席巻した戦争アクション。命知らずの兵士と仲間との確執と友情を軸に、緊張感あふれる爆発物処理の現場をリアルに映し出す。監督は『ハートブルー』『K-19』のキャスリン・ビグロー。レイフ・ファインズやガイ・ピアースらが脇を固める中、『28週後…』のジェレミー・レナーが任務に命を懸ける主人公を熱演。迫力ある戦場の描写と、兵士の勇気の裏にひそむ心理の繊細な描写に驚がくさせられる(Yahoo映画より)

昨年の賞レースを独占した映画、ということで遅ればせながら観てきた。
正直、アバターも面白かったけど、その100倍くらい面白かったー!アカデミー賞納得!ジェレミー・レナーもイケメンとして親近感がわくのだが、今回の彼は際立ってよかった。戦争中毒の主人公を好演!おなじ中毒でも、セックス中毒のゴルファーとは違うぜ!まあセックス中毒の映画も(いやむしろそっちのほうが)見てみたいけど!
いや、あくまで文化研究としてだぞ、ホントに。

(以下ネタバレあり)



この映画を見て最初に思い出したのは岡崎京子のマンガだ。「こんな世界を生きるには壊れるしかない」というスタンスで大量消費を繰り返すヒロインは、この映画の主人公、戦争中毒の男と姿がダブる。戦場という壊れた世界の中で、主人公は「どうせ死ぬなら気持ちよく死にたい」と、防具を捨てて、爆弾と一対一で向き合う。彼が生きるイラクの戦場の描写が素晴らしい。びっこを引いた猫、市街地の真ん中に芋づる式に現れる爆弾。乾ききった砂漠で音もなくスナイパーとにらみ合う様を見事な演出で、緊迫した現実空間、だが徹底した壊れた世界へと仕立て上げている。
この死と最も近い場所で、死と最も多く接するアメリカ軍の兵士は、まともであればあるほど精神を疲弊し、主人公の同僚は主人公を見つめて、「どうして平気なんだ」と涙を零す。「何も考えてないんだ」という主人公は、いわば、いちばんまともでない、戦争中毒だ。わずかに残った人間味はイラクの少年の無残な死体を前に消え去り、無意識のうちにか馴れ合いまで否定する。一番正気でないやつこそが一番まともという逆説は、戦争を何よりも恐ろしいものと知らしめている。

この映画を「アメリカ兵からの一方的な視点」「イラクの人を虫けらのように・・・」と非難する人がいる。だが、その視野の狭さには呆れるばかりだ。この映画は徹底した一方向からの視点を貫くことで、イラク人、アメリカ人の不理解を強調し、相容れない現実を浮き彫りにしているのだ。

演出にため息が漏れたのは、アメリカに戻れる、という日付カウントがついに0になり、主人公が帰国した後だ。スーパーマーケットで並んだ大量のシリアルを前に呆然と立ち尽くす主人公。大量消費という無意味に豊潤で、なんとも間延びした平和空間は、戦場の緊迫感に相対されることで、その不健康さが際立っている。
案の定、主人公は耐えきれず、再び戦場に戻る。ラストシーンは日付カウントが残り365日と表示されるなか、防具に身を包み、堂々と戦場へと歩を進める主人公だ!素晴らしい!


というわけで、見事な緊迫感の良い映画だった。

ただ、この映画すら、安全な空間で、平和な日常で、僕たちに大量に消費されてしまうという現実は非常に皮肉であるとしか言いようがない。

P.S.人間爆弾とされた少年の腹を割いて爆弾を取り出すシーンはグロい!これは素晴らしいのだが、隣のカップルの女性が死にそうだったので、グロ耐性のない人は危険かも。

hurt locker
このポスターが一番好き

スポンサーサイト

| movie | 09:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://hoysoy.blog100.fc2.com/tb.php/96-555b4627

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。